デーツの別名が『なつめやし』であることから、よくナツメ(棗)と混同されます。
実際は全く違う植物なのですが、一方で似ている点もあります。
違う点
・種類
デーツ(なつめやし)はヤシ科の10メートルを超える常緑樹です。写真のように1度にたくさんの実がなります。
一方、なつめ(棗)はクロウメモドキ科の落葉樹です。写真で比べると見た目の違いが分かりやすいです。
・原産地
デーツは主に中東やアフリカなどの砂漠や乾燥地帯に育ちます。なつめは多くが中国北部で生産されています。
・味・食感
デーツが「天然のキャンディ」と称されるように、甘さがあって食感もねっとりしているのに対して、なつめはドライの場合、皮がパリッとしていて甘味と酸味があります。
このようにデーツ(なつめやし)とナツメの明確な違いがある一方、似ている点も多くあります。
似ている点
・名前
なつめやしとナツメもそうですが、英語でもデーツがDateに対して、ナツメはJujubeという以外にChinese dateとも呼ばれています。
・果実の見た目
木の見た目の違いは一目瞭然ですが、果実となると話は別。形や大きさ、シワの具合などが似ています。
デーツ
なつめ
・栄養価
デーツもナツメもどちらも共通して、食物繊維が豊富なうえ、ビタミンやミネラルを多く含みます。どちらも美容や腸活にぴったりです。
以上からデーツ(なつめやし)とナツメは全く違う植物にもかかわらず、似ている点も多いという、ドライフルーツ通向けのお話でした。