近年日本でも栄養価が高いことからスーパーフードとして人気が高まっているデーツ(なつめやし)ですが、その歴史は古く、紀元前数千年前から栽培されており古来から人々の生活を支えてきました。
キリスト教の旧約聖書にも登場し、砂漠の過酷な環境で育つことから「生命の樹」のモデルになったとされています。
栽培地域は中東や北アフリカなど砂漠や高温で日当たりの良い乾燥した地域の環境を好み、樹高は15m~25mまで成長します。また葉は羽状複葉で、長さは3mほどまで伸びます。
デーツの種類により、実ができる年数は異なりますが、植え付けから早くて3年、長いものだと数十年かかるものもあります。
木に実った熟す前のデーツの実は、はじめは黄色でシャキシャキした食感をしています。
その後赤色から徐々に水分量が少なくなり、茶色に変化していきます。
デーツはドライフルーツの中でも珍しく、木の上で乾燥させ収穫をします。
多くは結実してからドライフルーツになるまでおよそ7か月程度、じっくり時間をかけて熟していきます。
自然の太陽の光をたっぷり浴びた天然のドライフルーツの甘みを、ぜひご賞味ください。